【考察】来年のOLを考えてみた。
ラムズのOLはスターター5人のうち、今シーズン終了後に1人引退、2人FAとなり、残りの2人も来シーズン終了後にFAとなる、極めて将来が不安な状況にあります。
さらに、Von Miller のトレードによって来年のドラフトの2, 3巡を失い、ドラフトによってOLを再建するのはほぼ不可能になりました。泣
そこで、今の状況下でどうやったらうまく再建できるかをGM目線で考えてみました。
先日LTウィットワースが「金銭の折り合いがつけば来年もプレーする」という旨の発言をしましたが、来年のキャップヒットが$14.7Mとかなり高額であり、今年までの契約にも見えるため、引退するという前提で話を進めます。
※ 個人的には「必ず」ウィットを残すべきだと思っています。
① QB Matthew Stafford と契約を延長してキャップスペースを空ける
兎にも角にも、まずは来シーズンのキャップを空ける必要があります。スタフォは来季が現行契約最終年となり、契約延長がほぼ確実です。
来シーズンのキャップヒットが$23Mあるので、延長してキャップを空けます。
② RG Austin Corbett、控えLT Joe Noteboom と契約延長
コーベットはOGに加えてCもプレーできるため、延長すべきです。spotracによると$8.8Mほどの価値なので、平均年$10M以下で延長したいです。
ノートは今シーズンは控えですが、ウィットが引退することが確実視されており、ノートもいなくなるとドラ外ルーキーAlaric Jacksonしかロスターにいなくなります。ドラフト3巡で即戦力を指名するのは無理だと思うので、繋ぎとして単年$3Mか2年$7Mぐらいで延長したいところです。
③ FAでC Austin Blythe を呼び戻す
C Brian Allen は今シーズンのここまでのパフォーマンスは素晴らしいですが、過去の怪我歴なども考えて延長はしないことにします。その代わり、2020シーズンスターターだったブライスをFAで呼び戻します。ChiefsではルーキーCreed Humphrey に完全にポジションを取られているので、オフの退団は確実でしょう。
3年$10Mぐらいでサインしたいですね。
④ ドラフトで指名
あくまで繋ぎとなっているLT、ヘイブンが抜けるRT、Cあたりをドラフトしておきたいところですが、なにしろ指名権がなさすぎるので、3日目後半とかまでずれこむこともあり得そうです。
理想の契約
できれば、ノート、コーベット、ブライスの契約期間は全てずらしたいです。そうすることで今年みたいにごっそり抜けることを避けられます。
理想は
ノート:2年$7M
ブライス:3年$10M
コーベット:4年$36M
ぐらいですかね。これだと2022のキャップは3人でウィットと同じくらいになると思います。
2022 OLスターター
結果として、2022のOLスターターはこうなります。
LT Joe Noteboom (2021: Andrew Whitworth)
LG David Edwards
C Austin Blythe (2021: Brian Allen)
RG Austin Corbett
RT Rob Havenstein
「あれ、見覚えある?」と思ったそこのコアなラムズファンの方、そうです。2020シーズンのウィット離脱中のスターターです。あのときのOLも十分強力だったので、これだったら行けるのでは?と考えています。
あとは、ウィットが引退すればそれでまたキャップを空けられるので (来年のウィットのキャップは$14.6M) 、FAでの補強もありだと思います。
指名権がないので難しいですが、EaglesのAndre Dillardをトレードで獲得するのも個人的にはありだと思います。